2015年3月18日水曜日

【世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?】 戸塚 隆将(慶應義塾大学経済学部卒、ゴールドマン・サックス勤務後、ハーバード経営大学院 MBA取得)

 
【TTP(トータルパーソンプログラム・人格形成プログラム)】
●勝ち負けに勝るとも劣らない大事なものがスポーツにはある。カレッジスポーツをやる人間は、人生に必要なすべての教育を受ける必要がある。人としての成功があって初めてスポーツでの成功があるのだ。
【文武両道】
●文武両道こそ最も合理的な能力開発である。
【高齢者】
高齢者こそ成功するアントレプレナーである。経営は体力があればできるものではない。イノベーションと思いつきは似て非なるものだ。経営やファイナンスやマーケティングの技術は生まれついて獲得されるものではない。それらは経験を積んで学んでいくもので、それらは若者よりシニアにある。

2015年3月10日火曜日

【仕事に効く 教養としての「世界史」】 出口 治明(ライフネット生命保険株式会社会長兼CEO)

【歴史を学ぶ意味】
●人間は性懲りもなく阿呆なことばかりやっている。いつも同じ失敗を繰り返している。だから、阿呆なことを繰り返さないよう、先人に学び、そして歴史を自分の武器にせよ。
●自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子どものままでいることだ。
 By マルクス・トゥッリウス・キケロ
●人間はワインと同じ
 どんな人も自分の生まれた場所を大事に思っているし、故郷をいいところだと思っている。そして自分のご先祖のことを、本当のところはわからないけれど、立派な人であってほしいと願っている。人間もワインと同じで生まれ育った地域性(クリマ)の気候や歴史の産物であり、人間の本性である。だから、若い人は地理と歴史を勉強し、世界の人が住んでいる土地と彼らのご先祖について、ちゃんと勉強すること。勉強したうえで、自分の足で歩いて回って人々と触れ合って、初めて世界の人のことがよくわかる。
 特に外交官のような仕事にとって地理と歴史は不可欠である。
 By 元米国国務長官ヘンリー・キッシンジャー
【歴史】
●文科系、理科系の区分があるのは日本くらいだが、歴史は文科系の学問ではなく、総合科学である。
●古代中国の王様が家臣に対しておごそかに占ってみせた亀の甲羅の割れ目に、実はあらかじめ望んだ結果の割れ目が出るよう下ごしらえがしてあったことが、近年、科学的に分析し判明した。
●「紙」という筆写材料の発明が、とてつもなく力があった。世界で文献がもっとも残っているのは中国とイスラム世界だと言われている。
●BC500年頃に地球が暖かくなり、鉄器が広く普及した。
●諸葛孔明が、蜀の4倍も大きな魏に毎年、戦争をしかけていたのは、今はかなりの批判を受けても、歴史にきちんと残り後世で高く評価されると思っていたから。
●中華思想とは、自分が一番偉いという唯我独尊的な考え方ではなく、元々は漢字の魔力によって周りが勝手に凄いと思い込んだことが始まり。
●生態系は東西には広がりやすく、南北には広がりにくい性質を持っている。南北は気候の変化が大きく、熱帯には病原菌も多い。ユーラシアはどこまでも横に移動できるので、中国とインドとメソポタミアとエジプトな連携(交易)することができたが、南北アメリカでは、人の移動が困難だったため文明の始まりが遅れた。
●商売は、昔から陸路より海路の方が物量も桁違いに多い上、簡単。

【宗教】
●宗教は現実には救ってくれない。けれども心の癒しにはなる「貧者の阿片」であり、いつも世も貧しい人が大多数のため需要も多い。
●偶像崇拝の禁止は、教会のお金をぶんどって戦費にしたかったから。
●ローマ教皇の強さの源泉は資金と情報。すべての人がちょっとでも悪いことをしたときに、司祭に告白されすれば救われるという耳聴告白制度によって情報が集まった。ヨーロッパは一つの国ではなかったが、教会は一つだったので、国を越えた色々な情報を入手することができた。
【豊かさ】
●人間は交易によって豊かになる。
 交易は必ず双方を豊かにし、交易こそが世界をつなぐキーワードである。
●例外をスタンダードにしたら、世の中を見誤る。人口が一貫して増え、高度経済成長が続き、戦争もなく、ほぼ10年ごとに所得が倍増するような豊かな時代は世界史の中でもほとんど例がない。これほどのいい時代がいつまでも続くと考えるほうがどうかしている。今の苦しさは、むしろ日本が普通の国に戻ったのだと考えるほうがいい。
【人間は】
●人間はロールモデルに倣う。
人間はいつの世も見たいものしか見ない。歴史は勝者が書き残す。
●真の保守主義には、イデオロギーがなく、観念的な上部構造が持っている世界観と、保守主義は無縁。理性を信じ人間が頭で考えることが正しいと慢心せず経験則を立脚点として、人間がやってきたこたでみんなが良しとしていることを大事にしてまずいことが起こったら直していこうというのが保守の立場。

・クワトロ・ラガッツィ
・大君の通貨

2015年3月3日火曜日

【仕事でいちばん大切な人を好きになる力】 岩瀬 大輔(ライフネット生命保険代表取締役社長兼COO)

【会社とは】
●会社は経営者の器より大きくはならない。
●ベンチャーの成否は人で決まる。経営者はさほど魅力的ではないけど、ビジネスモデルや技術に魅力を感じて出資した会社はどれもうまくいかなかった。
 一方、創業時のビジネスプランはイマイチだけど、創業者が面白いと思って出資した会社は、なんとか軌道修正してうまくいっている。
 だからもう、ベンチャーの事業計画書は見ない。すべては『誰がやるか』ということ。
【上司とは】
●上司の能力、または上司の人間性は、いいに越したことはないが、本質的な問題は、誰かがそこに上司として存在している、そういうキャスティングがなされているという事実が重要であり、上司は自分で選ぶことができない以上、むしろ仕事の成果を最大化させるために使いこなそうと考える方が得ではないか。
【心得】
●知らないことが問題なのではない。知ろうとしない、その態度が問題なんだ。
●どこかの段階で学びをやめて『先生』として生きる人生よりも、いつまでも学ぶ側の人間でありたい。