【歴史を学ぶ意味】
●人間は性懲りもなく阿呆なことばかりやっている。いつも同じ失敗を繰り返している。だから、
阿呆なことを繰り返さないよう、先人に学び、そして歴史を自分の武器にせよ。●自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子どものままでいることだ。
By マルクス・トゥッリウス・キケロ
●人間はワインと同じ
どんな人も自分の生まれた場所を大事に思っているし、故郷をいいところだと思っている。そして自分のご先祖のことを、本当のところはわからないけれど、立派な人であってほしいと願っている。人間もワインと同じで生まれ育った地域性(クリマ)の気候や歴史の産物であり、人間の本性である。だから、若い人は地理と歴史を勉強し、世界の人が住んでいる土地と彼らのご先祖について、ちゃんと勉強すること。勉強したうえで、自分の足で歩いて回って人々と触れ合って、初めて世界の人のことがよくわかる。
特に外交官のような仕事にとって地理と歴史は不可欠である。
By 元米国国務長官ヘンリー・キッシンジャー
【歴史】
●文科系、理科系の区分があるのは日本くらいだが、歴史は文科系の学問ではなく、総合科学である。
●古代中国の王様が家臣に対しておごそかに占ってみせた亀の甲羅の割れ目に、実は
あらかじめ望んだ結果の割れ目が出るよう下ごしらえがしてあったことが、近年、科学的に分析し判明した。
●「紙」という筆写材料の発明が、とてつもなく力があった。世界で文献がもっとも残っているのは中国とイスラム世界だと言われている。
●BC500年頃に地球が暖かくなり、鉄器が広く普及した。
●諸葛孔明が、蜀の4倍も大きな魏に毎年、戦争をしかけていたのは、今はかなりの批判を受けても、歴史にきちんと残り後世で高く評価されると思っていたから。
●中華思想とは、自分が一番偉いという唯我独尊的な考え方ではなく、元々は
漢字の魔力によって周りが勝手に凄いと思い込んだことが始まり。
●生態系は東西には広がりやすく、南北には広がりにくい性質を持っている。南北は気候の変化が大きく、熱帯には病原菌も多い。ユーラシアはどこまでも横に移動できるので、中国とインドとメソポタミアとエジプトな連携(交易)することができたが、南北アメリカでは、人の移動が困難だったため文明の始まりが遅れた。
●商売は、昔から陸路より海路の方が物量も桁違いに多い上、簡単。
【宗教】
●宗教は現実には救ってくれない。けれども心の癒しにはなる「貧者の阿片」であり、いつも世も貧しい人が大多数のため需要も多い。
●偶像崇拝の禁止は、教会のお金をぶんどって戦費にしたかったから。
●ローマ教皇の強さの源泉は資金と情報。すべての人がちょっとでも悪いことをしたときに、司祭に告白されすれば救われるという耳聴告白制度によって情報が集まった。ヨーロッパは一つの国ではなかったが、教会は一つだったので、国を越えた色々な情報を入手することができた。
【豊かさ】
●人間は交易によって豊かになる。
交易は必ず双方を豊かにし、交易こそが世界をつなぐキーワードである。
●例外をスタンダードにしたら、世の中を見誤る。
人口が一貫して増え、高度経済成長が続き、戦争もなく、ほぼ10年ごとに所得が倍増するような豊かな時代は世界史の中でもほとんど例がない。これほどのいい時代がいつまでも続くと考えるほうがどうかしている。
今の苦しさは、むしろ日本が普通の国に戻ったのだと考えるほうがいい。
【人間は】
●人間はロールモデルに倣う。
●
人間はいつの世も見たいものしか見ない。歴史は勝者が書き残す。
●真の保守主義には、イデオロギーがなく、観念的な上部構造が持っている世界観と、保守主義は無縁。理性を信じ人間が頭で考えることが正しいと慢心せず経験則を立脚点として、人間がやってきたこたでみんなが良しとしていることを大事にしてまずいことが起こったら直していこうというのが保守の立場。
・クワトロ・ラガッツィ
・大君の通貨